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ドクターコラム
スポーツプレックス提携のドクターが、お届けする、医療面からのコラムです。
どうすれば痩せられるか?(1)
秋はおいしい食材がそろい、食の醍醐味が味わえる待ちに待った季節です。しかし、その一方で体重が増えることがとっても気になる時期とも言えます。スポーツクラブに入会する目的で、“運動して痩せたい!”というのはもっとも多い動機のひとつではないでしょうか?たしかに、減量戦略の上で、運動は大変重要ですが、残念ながら、ジムに入ることで運動することですべての人が減量に成功しているわけではありません。生活習慣病が問題視される昨今では、男性にとっても“痩せること”は大変身近な話題になりました。世の中には減量に関する情報が氾濫し、雑誌では繰り返し減量に関する特集が組まれ、書店の本棚にはダイエット本が溢れています。

さて、これはいったい何を意味するのでしょうか?これほど長きの期間に渡り、多くの情報が提供されているにもかかわらず、痩せたいと望む人は後を絶たないということは、“これをやれば誰でも楽して絶対に痩せる”という方法は存在しないということです。もし、そのような方法があるのなら、皆がその方法を用いることで、世の中から肥満のひとはいなくなるでしょうし、肥満関連のマーケットが今日のように拡大することもなかったでしょう。別に痩せることは無理だと言っているのではありません。減量するためにはそれなりの科学的理論があり、それに従うことで痩せることは可能です。しかし、その理論は“消費エネルギーが摂取エネルギーを上回れば体重は減る”という、ごくありきたりのものです。ただ、この点に関する理解不足から、危険な方法にチャレンジし命を落とすケースも過去にありました。中国製の痩せ薬での死亡例は記憶に新しいところでしょう。

このコラムでは減量に関する科学的な知識を今後数回に分けて連載してゆきます。痩せるためには食事と運動という、極めてオーソドックスな方法しかないということを理解していただければと思っています。
石田浩之(いしだひろゆき) 慶應義塾大学病院 スポーツクリニック助手 医学博士

日本臨床スポーツ医学会評議員
日本肥満学会会員
米国スポーツ医学会会員
欧州スポーツ医学会会員

経歴  
1987年 慶應義塾大学医学部卒 
同内科、老年科を経て1995年より現職 
生活習慣病や動脈硬化危険因子に対する運動療法が専門。

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