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ドクターコラム
スポーツプレックス提携のドクターが、お届けする、医療面からのコラムです。
水中運動の効用

水には「浮力」というものがあります。膝に痛みがある場合、水中では体重という負担をかけずに歩くことができるので、膝の筋力を強くしやすいです。
水には「水圧」というものがあります。水圧は水中にある各部位に影響をあたえます。水面に近い所よりもプールの底の方が圧力は高くなります。水中で水圧の 影響を受けた足は、外部から圧力を加えられる形となり、心臓へ血液が戻りやすくなります。具体的には、水の中で立っているだけでも、水圧の影響で心臓に血 液が戻りやすくなります。また外部から、圧力がかかるので、むくみが軽減されます。
お腹の場合は、腹部が水圧の影響をうけるので、自然と腹式呼吸が行われます。そのため陸上と異なり、深い呼吸が繰り返されて、水中で呼吸するだけで、エクササイズ効果が生まれ、呼吸筋が強化されます。
陸上で運動する場合と水中で運動する場合とでは、体に感じる抵抗感が違います。陸上で腕を回した場合、自分の望む早さで腕を回すことができます。しかし、 水中では水の抵抗があり、思うほど早くは回すことはできません。この水の抵抗が水中運動をする場合、程よい負荷になるわけです。この負荷のよいところは個 人個人が自分の体力に合わせて、無理なく運動負荷を調節できることです。その日、その日で自分の体調に合わせて、運動を加減できます。

具体的な運動の仕方としては、
(1)負荷を増大して運動効果を高めたいときは、今までよりも早く動いてください。
(2)水に対して常に正対してください。
(3)負荷を少なくしたい時は、ゆっくり動いて、水を流すように体を斜めにしてください。
(4)水は水面から遠ざかるほど、水圧がかかり抵抗が増します。水深の浅いところ、または水面近くで運動を始めてください。
機会があればプールで試してください。
牛久 尚彦 牛久 尚彦(うしく なおひこ) 【整形外科医・うしく整形外科クリニック院長】
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定スポーツ医
日本整形外科学会認定リュウマチ医
日本体育協会認定スポーツドクター
日本医師会認定スポーツ医経歴
経歴
平成元年3月
平成元年4月
平成3年1月
平成5年7月
平成6年7月
平成7年7月
平成11年7月
平成13年7月
平成15年3月
平成15年5月
藤田学園保健衛生大学 医学部 卒業
慶應義塾大学 医学部 整形外科 入局
平塚市民病院 勤務
慶應義塾大学月ヶ瀬リハビリセンター 勤務
慶應義塾大学病院助手
北里研究所病院 勤務
稲城市立病院 整形外科医長
小田原市立病院 整形外科医長
上記職を退職
うしく整形外科クリニック 開業
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