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ドクターコラム
スポーツプレックス提携のドクターが、お届けする、医療面からのコラムです。
胃酸過多症って何?
 そもそも胃酸過多症という病名は存在しません。同義語として過酸症という病名はありますが、臨床でそれを証明するためにはかなり特殊な検査をしなければな りません。ただ一般に胃酸過多と言っているのは、胸焼けや胃部不快感などの症状から想像される状態を示しているのだと思います。胃酸が多い状態は十二指腸 潰瘍と逆流性食道炎を起こしやすいと言われております。逆に胃酸が少ない状態は、萎縮性胃炎や胃潰瘍(さらには胃がん?)を引き起こしやすいと言われてお ります。われわれ日本人は特殊な病態を除けば、一般的に欧米人と比べて胃酸は少ないと言われており、これにはヘリコバクターピロリ菌の感染が大きく関って いるのですが、簡単に解釈すれば食生活の違いです。食生活が欧米化している昨今、また、病院でのピロリ菌の除菌率が高まって来ている現在、日本人の胃酸も 正常化されつつあると考えます。しかし食事の欧米化がさらに進むと病気も欧米化するのは免れないようです。つまり、胃炎、胃潰瘍、胃がんが減り、十二指腸 潰瘍と逆流性食道炎や同部位のがんが増加すると考えます。予防策としては、バランスの良い食事を良く噛んで食べることです。唾液を利用し胃酸を抑えるとい う考え方です。もちろん症状がある方は定期的な胃カメラも大事ですね。
羽地 桂作 羽地 桂作(はねじ けいさく)【内科医・外科医・みなせクリニック院長】
日本外科学会認定外科専門医
日本消化器外科学会認定消化器外科認定医
経歴
平成3年6月

平成5年4月
平成5年5月
平成6年4月
平成9年4月
平成12年10月

平成15年4月
平成16年3月
平成16年4月
聖マリアンナ医科大学第一外科
入局大学病院勤務
衣笠病院 外科医員
関東労災病院 外科医員
大学病院 第一外科医員
大学病院 第一外科医長 講座助手
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
一般消化器外科医長
衣笠病院 外科医長
聖マリアンナ医科大学 消化器外科医局 退職
みなせクリニック 開業
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